2020年2月22日土曜日

倉庫建築 その17

ようやく木工事編がスタートします。
ですがまだ準備は続きます。

必要な木材数を設計図(数年ぶりにしっかり見た)から拾い出します。
総量は6㎥と少しでした。
材木を仕入れないといけません。KD無垢。
これには頭を悩ませました。
4寸角くらいならば近所のホームセンターに売ってます。
でも今回は梁成300が必要でした。
どうしたって構造材を扱っている箇所を探さないといけませんでした。

知り合いの先生に相談すると、岐阜県で営業しているヤマガタヤ産業さんという資材屋さんを教えてもらいました。
調べると、展示会をその日にやっているではありませんか。
即、西濃まで飛びました。
受付で、名前を告げると、「個人の方ですか・・・・」と。
個人向けではなく、業者向けの展示会で、個人お断りみたいな雰囲気がありましたが、「1棟建てる分の資材を購入したい」その旨を伝えると、営業の方を紹介していただき、お話させていただきました。
なんとか取引させてもらえることになって、材木リストを渡し、見積もり後、1週間くらいで納品されました。


柱、土台はヒノキでそれ以外は米松です。
自分で刻むと伝えると、プレカットにしたほうが良いよ・・・。
正確だし、早いし・・・。
でも、自分でやることに意味があるのです。

これでようやく木工に入れる。

と思いきや。
道具をこの場においておくわけにはいきません。
毎回母屋から運んでくるのは嫌です。
なので、道具をしまっておける物置小屋を作ることにしました。

今回、在来工法で倉庫を建築するので、物置小屋もそのようにしようかとはじめは考えていました。
入母屋で真壁で柱表しなんてかっこいいんじゃない?
なんて妄想しましたけど、やめました。ただの物置きにばかばかしいです。

なので、2×4工法を模したもので行くことにしました。在来は色々調べましたが、2×4工法は適当です。ごめんなさい。

延べ床面積は1畳。
最高高さは2200くらい。

まずは床、壁の枠を作ります。

組み立てます。
片流れの2寸勾配で屋根付けました。

合板で壁を作ります。

透湿防水シートを張って桟木を打ちます。

これで下地が完成したので、屋根と外壁を張ります。
サッシも付けます。

屋根はカインズで見つけてきたオンデュリンとかいうフランス生まれの材です。
壁は杉の野地板12mmです。
サッシは材木を仕入れたヤマガタヤさんのお客さんが解体したときにでた中古品をタダでいただきました。

あとはウッドシーラーとペンキみたいなのを塗りますが、それはまた今度。
内装は、棚だけつける予定です。

続く。