2017年6月28日水曜日

ヴァイオリン制作 その19

いよいよ表板にF字孔を掘ります。
まずはテンプレートの作成から。

このように紙に表板の外形を写し取ります。

頭部から194㎜。だったかな。駒の位置になり、そこがF字孔の中心位置になります。
中央線から直角に線を引いて38㎜と45㎜に 印をうちます。これがF字孔の幅になります。
あとは角度を決めて平行線を引いてフリーハンドでF字孔を描きます。
形は特に厳密な決まりがないような感じです。



何回か書いては消してを繰り返して決めました。
次に薄いプラバン(マウスの包まれてたやつ)に写し取ります。
  
で、切り抜きます。
これでテンプレートの完成です。

さらにこれを板に写します。

あとは糸鋸やらやすりやらで彫り込むだけ。
こいつが結構苦戦してますが、あらーく掘り終わりました。

中央の狭い部分は指板の幅より若干ひろくなるようになっています。
残っている作業は、バスパー、魂柱、ネック成型、ネック掘り込み、エンドピンホール開け、ナット、サドル装着。くらいですか。
もう、キットレベルまでは出来上がってきてる感じです。

あと少しのはずなのに、先は長い。

続く。 

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ヴァイオリン制作 その18 

椅子の修理

1年か、2年前に布張りの椅子を作ってみたくて、作りました。
高さに不満はありましたが結構使えるやつでした。

それが昨日、壊されていました。
彼奴め。やってくれおったわ。

壊れた子がこの子です。

あぁ・・・。
ボッキリと。

4本足の一本がやられておりました。
併せてみると折れた形にぴったりとはまることがわかりました。
継ぐには値しない子なので、 ということで接着による修理です。

接着剤をたっぷりぬって。
パイプクランプでがっちりと締め付けます。



翌日はずして座ってみたら以前と変わりはありませんでした。
が少し不安ではあります。

針葉樹の柔らかい材でとりあえず作った子だったのです。
でもここまでもってくれてありがとう。

2代目はもう少し工夫して壊れにくくしたいと思います。

おしまい。

2017年6月25日日曜日

ヴァイオリン制作 その18

裏板接着後、クランプを外しました。
手で引きはがすことは、思いっきりではないですが、できませんでしたので、とりあえず成功ということとしておきます。

次に内枠を外しにかかります。
内枠と内ブロックの接着面を水を与えながらノミでこでます。

これがなかなかはずりませんでした。
この内枠、手をかけるところが少なすぎたので、鋸で穴を広げました。
接着はぐりぐりやってたらなんとなくはずりました。

外した外側がこれ。



なんとかはずってくれてほっとしています。
次は表板を仕上げていきます。


続く。

梅干しを漬ける

毎年のことです。
梅干しを漬けます。
うちの、というか自分の梅干しは梅の重量に対して16%の塩。

まずは梅を買ってきました。
塩もついでに。梅7kgぐらいです。


ほんとはもっとつけたいんですけど、今年は梅が不作らしいです。
いつもなら値下がりを待つんですが今年はなくなるのを恐れてそうそうに買ってしまいました。

で、あまり熟してないので2,3日、外に出しておきました。
いい匂いを放っております。
だいぶ黄色くなってきました。

この樽につけます。

梅を入れて、塩を入れての繰り返し。

入れ終わったらしっかり重石を載せておきます。
これが半端だと水の上りが悪く、失敗します。

虫やほこりなどが入ると嫌なので、新聞で覆っておきます。

これで第一段階は終了です。
水が上がってきてしばらくしたら同じくらいの量の赤紫蘇を入れます。

ひとまずおしまい。

2017年6月23日金曜日

ヴァイオリン制作 その17

裏板接着してます。
どんだけ頑張っても納得いく平面調整ができなかったので、今回はここで妥協します。
側板を平面に加工するのどんだけ難しいの・・・。
やっぱり専業職人の仕事なんだなぁと思います。


側板と裏板とクランプたち。

圧着中。

一日おいて、手で力任せにはがしてみます。
はがれなければOK。
はがれればやり直し。

続く。

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ヴァイオリン制作 その16

2017年6月22日木曜日

草刈り機修理

今日は草刈りしてました。
茄子のとこ。
その場所は今年に入って3回目か4回目くらい。
近くで蛇も見たし。周りがぼさぼさだと気持ち悪いので。

で、草刈り機を使ってたらなんか調子悪い。
エンジンの回転とトルクが出てこない感じ。
まぁそれはさておき、終わった後エンジンを切っておきました。
で、帰るときに再始動しました。エンジン始動はロープ引っ張るやつです。
で、エンジンがかかったとたんに、スターターロープが切れてしまいました。
なので、修理しました。

これがその草刈り機。
この草刈り、平面と斜面の2面刈。
結構な値段します。
でも自走式なのでものすごく早いです。
面積が大きいとこいつがないと体がいってしまいます。





これが切れたスターターロープ。

まぁよくある故障です。
それでここにロープがつながってました。




開けてみます。

でもこっちは回されるほうで、回すほうではないの。
回すほうが切れてしまった。。

で、こっち。

新しいロープを通します。





まぁこの通すのが結構コツがあったりします。が割愛。
でははめてみましょう。

エンジン始動!!

めでたしめでたし。


今回はついでに、コンプレッサーで各部を簡易的に掃除しました。
使用時のパワー不足はおそらく吸気口のフィルターが詰まってていい具合に燃焼していませんでした。掃除後はそこそこいいパワー。

早まってキャブレターの掃除まで手を出さなくてよかった。
いずれはやらなきゃいかんですがね。

なんにせよ。
復活しました。

おしまい。

2017年6月21日水曜日

ヴァイオリン制作 その16

最近ヴァイオリンしか作ってない気がする。
草花をモチーフにしたのをまたつくりたいなぁ。

でも今はヴァイオリンなのです。
ネック指板の次は、いよいよ裏板の接着です。

ヴァイオリンの接着にはふつうのクランプは使えません。
直線はネックにしかなく板の厚さは薄いとこでは3㎜を切ります。
そんなのに普通のクランプで挟み込んだら一発で割れてしまいそうです。

なので、ヴァイオリンクランプを作るところからです。

右に見えるのがクランプになるものです。
上下で対になっていて、ボルトで止めて蝶ナットで締めます。




はめるとこんなかんじ。



まだ仮組の段階です。
つけてみたら、個々の場所ではうまくいきそうですが、すべてを一緒にクランプするとお互いが干渉してしまうことがわかったので修正が必要です。

次回は裏板接着になりそうです。

続く。

ヴァイオリン制作 その17
ヴァイオリン制作 その15

ヴァイオリン制作 その15

ネックのめどがたったので、次は指板です。

先日紹介しましたが、黒檀。いわゆるマグロというやつですかね?
今まで黒檀は縞黒檀しかみたことありませんでした。

前に、桜やテントウムシでも使用したウェンジに削った感じはすごく似ています。
ただ、ウェンジは導管というか細かい穴が柾目では現れますが、マグロの黒檀ではそんなのはいまのとこ見当たらないですね。

硬すぎてカンナの刃がやられると聞いていましたが、むしろ柔らかい針葉樹でも木口のほうがよっぽど黒檀なんかより硬い印象です。
まぁ、黒檀の木口はどうなるんだということなんですが。


制作写真は少ないですが、一応。


上のほうが厚すぎたので5㎜ほど薄くしました。
あと幅も3㎜程大きいので、削りましたがネックに仮付けしたときに修正したいと思います。
あと、手に持つ部分(上から120mmくらい)はうっすらくびれるようにしないといけないようです。
のでしました。

木くずも真っ黒いので、スクレーパー屑がムカデに見えて少しびっくりしました・・・。

続く。

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ヴァイオリン制作 その14

ヴァイオリン制作 その14

糸箱を掘ってます。




渦巻きもきれいにしながら。




ペグリーマを使ってペグホールを広げます。




まで手持ちの部分は成型が残ってますが、 荒ーく完成。

ペグをはめてみます。



続く。

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2017年6月20日火曜日

ヴァイオリン制作 その13

さて、ネックを作成していきます。

型からテンプレートから写して少し切り抜いてるとこ。

ペグホールあけ。
Φ5

全部切り抜き大まかな形は完成。

今は頭頂部の渦巻きを掘ってます。
あ、その前に幅は切り落としました。
ネック付け根で33mmだったかな。
上側のペグボックス手前まで144㎜
ナットの部分での幅は23mm、だったはず。




こんな感じです。

バックの譜面はバロック時代のコレッリが書いた室内ソナタです。
Tpの譜面だけど、ティンホイッスルを遊びで吹いてます。

続く。

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