2021年1月27日水曜日

ボンゴ制作

 自分が通っているバンドで、使用したく、作ろうと決意しました。

ですがボンゴを自作している先人は日本ではいませんでした。

海外のyoutubeを色々みていると、コンガを自作している人をごく少数ながら見つけることができました。その人達の動画を穴が空くほどみて、頭の中で設計して、行けると判断したのが、年末年の瀬。

まずはサウンドハウスで貼りたいボンゴヘッドを探します。

既製品はこのヘッドだけです。

黒色かっこいいなぁと、Remoのヘッドに決めました。7.15インチと8.5インチです。

ヘッドが手元にきたら、外周内周を実測してシェルのサイズを決めます。今回はヘッドがブラックなのでシェルはブラックウォルナットにしました。

 

届いた木材。福岡の早田材木店というところから購入しました。

八角形に張り合わせます。スライドマルノコで角度つけました。

上部と下部で若干細くなるように勾配もつけました。

ベルトクランプなどを駆使してクランプ。圧着。

完成して旋盤で外周内周を削り出しました。

オイル塗布して、中央でつなげます。

中はボルト二本でとまってます。

これで木工部は終わりです。

次は鉄工部です。

今回なかなか迷っていたのは、この鉄鋼部分。フープとかリムとかいいますが、これが売っていないのです。自作するにはこれも自作する必要があります。

はじめに作ったのはフープ部分を丸く曲げるベンダー。通称ローラーベンダーです。

手前にハンドルがあってぐるぐる回すと、フラットバーが曲がってでてくるというものです。上部のハンドルを占めるほどにRがきつい曲げになっていきます。

興味ある方はyoutubeなどで検索してください。

作ったローラーベンダーをつかって曲げたフープです。


中間写真は取り忘れました。

このフープを上部と下部に作ってラグを引っ掛けてボルト締めできる金具を溶接します。

ラグも当然売ってないので、アンカーボルト3/8を買ってきて、ベンダーで曲げました。

こいつがなかなかうまく行かず、6本くらいは失敗しました。

この前本物と鳴りなどを比べてきましたけども、案外鳴りました。

完成です。

よかった。


犬小屋制作

犬小屋を新築しました。

まずは部材を刻んで。

軸組工法。

隅部の刻み

屋根下地は、ダイライト・・・。え。

透湿防水もして。


外壁仕上げは倉庫と一緒の板金。

屋根材はカインズで見つけてきたやつ。

屋根は気に入らないけど、仕方ない。


倉庫建築 その19

 建前をしたのが8月初旬。

とりあえず外観完成しました。



 建前をしてからの経過を。

 火打ち金物。

        何ていう名前なったかな・・・。

        引き寄せ金物

        筋交い入れたり。

        外壁下地貼ったり

    ダイライトMSです。

    3☓10板なのでめちゃ重かった。3mもあると16kgでもめちゃ重いです。


建前以降、一人で作業してきましたが、なんとかここまできました。

もうこういう写真撮ったりするのがめんどくさいんですよね。

たぶんスマホじゃないからめんどくさいんですよね。

手軽に写真とれないし写真とってもPCまでもっていかないといけないし。

ウェブで発信するのはほんとにめんどくさいです。

きれいに書く努力もしましせん。


とにかく。

倉庫外観は完成しました。

あとは内装です。


あと少し続く。

2020年9月7日月曜日

倉庫建築 その18

 2月に材木を仕入れてから、約半年。8月8日に建前を行いました。

写真は殆ど撮っていません。

インスタにUpしたものがすべてです。

なのでここでは追加の説明だけ。

 

まずは刻みの写真のほんの一部。

場所は桁。材はベイマツ。

腰掛け目違い鎌継ぎのオスとメス。

直交部は大入れ蟻仕口柱受け。これは大入れなので、大梁(敷梁、陸梁)を受ける部分ですね。

受け材は7寸。大梁の方のせいは1尺。幅はすべて材料(土台柱桁梁束母屋)が三寸五分。

鎌は引き抜き耐力。目違いはねじれ対策。

写真はごくごく一部ですけど、ほとんど 鎌継ぎと蟻仕口、あとは普通の短ホゾ、あとは建物4隅などは片蟻と寄せホゾ。

今思えば、梁とかでね。追っかけ大栓とかくらいは挑戦すればよかった。全部鎌継は、飽きてしまいましたね。


刻みが終わる2週間くらい前に、足場屋さんに予定を伝えて組んでもらいました。

左上のほうに斜めになってるところがわかりますか。

筋交いが足場の最上部に入れてあるんですけどね。屋根を張るときにもんのすごく邪魔だった。

足場もできたので、建前当日の写真。

この規模の建築物でね。ユニッククレーンでやろうなんてありえないでしょ。

でも今回は手刻みを選択したので、進行不可にもなりえる。と考えていました。

つまりは、用意した材の長さを間違えてこれ以上は立てることができない。とかね。

だからオペレーター込みのクレーンを呼ぶことはできませんでした。

なのでわざわざユニックを借りに行って自分たちで操作してすすめていきました。

(操作は講習修了済みの友人)

上の写真は柱を立てて桁をぐるっとかけているところ。

下は中央の独立柱を二本たてて梁を渡して小梁を渡しているところ。束もたててるね。


次。

これは構造体の最上部。母屋をかけている途中。水上から水下に張っていってます。

母屋の全長はつないだ時に10mを超えます。部材点数は4点で継ぐのですが、1列目と2列目ではつなぎ方を変えます。また3列目も継かたを変えます。

なぜそんなめんどくさいことをするのかというと、すべて同じ継ぎかたをしていくと、強度的に弱いところ強いところも同じになってしまうのです。なので、組み合わせ、♂♀の向きなどをランダムに配置して組んでいきます。

 

組みあがったら屋根。





ここまで来たら、もうどうでもよくなりました。

ものすごく辛かった建前の3日間。刻んできた半年。

今回素人親方をやって、半人前にも届かないかもしれませんが、大工になることができました。

手伝いに来てくれた2人。本当にありがとう。

一生の思い出ができました。


このあとは、金物取付、筋交い、間柱、サッシ取付、外壁下地、防水シート、外壁仕上げ、内装、完了申請、検査。登記。


続く。

2020年3月10日火曜日

アゴゴ制作

サンバの曲が予定であるので、アゴゴとカウベルを作りたいと思いました。
本当はコンガとボンゴも作りたいのですが、ハードウェアのアテがなく、頓挫しています。

今回はアゴゴ。
素材はスチール。暑は0.6~0.8。
モノタロウで購入しました。
左が採寸表

サンダーで切り出しました。

半分に折りました。

溶接して中を膨らませました。

鉄筋を曲げて持ち手を溶接しました。
なんとなく完成です。

・・・・。あれ。
なんか高低が逆なんですけど。
小さい方のベルが低いんですけど。
原因はよくわからないですが、多分溶接に問題があるのでしょう。
おそらく、この板厚なら溶接じゃなくて半田付けかロウ付けのほうがいいでしょう。
溶接では温度が高すぎて穴があいて溶け落ちてしまいます。

なんかイマイチな出来です。
音の響きもなんか違う。

なんか不完全燃焼です。
おしまい。

2020年2月22日土曜日

倉庫建築 その17

ようやく木工事編がスタートします。
ですがまだ準備は続きます。

必要な木材数を設計図(数年ぶりにしっかり見た)から拾い出します。
総量は6㎥と少しでした。
材木を仕入れないといけません。KD無垢。
これには頭を悩ませました。
4寸角くらいならば近所のホームセンターに売ってます。
でも今回は梁成300が必要でした。
どうしたって構造材を扱っている箇所を探さないといけませんでした。

知り合いの先生に相談すると、岐阜県で営業しているヤマガタヤ産業さんという資材屋さんを教えてもらいました。
調べると、展示会をその日にやっているではありませんか。
即、西濃まで飛びました。
受付で、名前を告げると、「個人の方ですか・・・・」と。
個人向けではなく、業者向けの展示会で、個人お断りみたいな雰囲気がありましたが、「1棟建てる分の資材を購入したい」その旨を伝えると、営業の方を紹介していただき、お話させていただきました。
なんとか取引させてもらえることになって、材木リストを渡し、見積もり後、1週間くらいで納品されました。


柱、土台はヒノキでそれ以外は米松です。
自分で刻むと伝えると、プレカットにしたほうが良いよ・・・。
正確だし、早いし・・・。
でも、自分でやることに意味があるのです。

これでようやく木工に入れる。

と思いきや。
道具をこの場においておくわけにはいきません。
毎回母屋から運んでくるのは嫌です。
なので、道具をしまっておける物置小屋を作ることにしました。

今回、在来工法で倉庫を建築するので、物置小屋もそのようにしようかとはじめは考えていました。
入母屋で真壁で柱表しなんてかっこいいんじゃない?
なんて妄想しましたけど、やめました。ただの物置きにばかばかしいです。

なので、2×4工法を模したもので行くことにしました。在来は色々調べましたが、2×4工法は適当です。ごめんなさい。

延べ床面積は1畳。
最高高さは2200くらい。

まずは床、壁の枠を作ります。

組み立てます。
片流れの2寸勾配で屋根付けました。

合板で壁を作ります。

透湿防水シートを張って桟木を打ちます。

これで下地が完成したので、屋根と外壁を張ります。
サッシも付けます。

屋根はカインズで見つけてきたオンデュリンとかいうフランス生まれの材です。
壁は杉の野地板12mmです。
サッシは材木を仕入れたヤマガタヤさんのお客さんが解体したときにでた中古品をタダでいただきました。

あとはウッドシーラーとペンキみたいなのを塗りますが、それはまた今度。
内装は、棚だけつける予定です。

続く。

2020年1月18日土曜日

倉庫建築 その16

倉庫の建築もやらないといけません。
今回は、構造材を仕入れたら自分で刻もうと思っています。
木工屋ですから。

ですが、作業する場所がありません。
ならば必要なので作らねばなりません。
これです。

すみません。
完成後の写真しかありません。
仮設小屋を建築しました。
サイズは4m×8m。
構造の材料は単管パイプ。
屋根材はテント屋さんに作ってもらいました。

単管パイプの接合はこんなやつを使います。

単管DIYランドというところで購入しました。。
https://www.tankan.tv/

足場も組んでいないので、写真に写ってる脚立だけで組みましたが、危険です。
単管はすごく丈夫そうに見えますが、接合はホーローで止めているだけです。危険です。

仮設小屋ができたので、いよいよ木材を仕入れしたいと思います。
つづく。

2019年12月18日水曜日

セミアコースティックエレキギター制作 その4

完成したので最後の制作記です。
写真はインスタのものとほぼ変わらないので、解説を読みたい人向けです。

まずはマスキングして着色から入ります。マスキングはサイドに入ってるバインディング部分です。
目止めはなし。いきなり着色ウレタンを刷毛塗り。
ホームセンターにある油性着色ウレタンです。マホガニー色。
この時点で回数は5回位。
 
赤っぽい単色にしようかなと最初は考えていたんですけど、なんか鮮やかな色ではなくてイメージと全く違ったので、外周黒のサンバースト風に変更。
この時点でウレタン塗装は諦めます。
ウレタンの上に樹脂塗料を試したら溶解などは起きずに乗りましたので続行です。

着色がまぁこれでいっか。となったらマスキングを剥がします。
この時点でようやく、セミアコってこんな感じだな、という色合いが見えてきます。

 次はクリアを吹きます。
3会くらい吹いてから。なんかピカッとしないなと思いまして。
400番から2000番の耐水ペーパーで磨いてから再度クリアを吹いたとこ。

一部、12000番まで試したのですが、たしかにすごいつるつるで吸い付くような面が出せますが、ピカッとはしないのです。
この時点で塗装は諦めモードに。
塗装は待ちが長くてイライラするのです。
一番キライな工程です。
 もう塗装はこれくらいにしてハードウェアを取り付けます。



今回はゴールドに統一しました。
ハードウェアはウェブショップの「ギターワークス」さんと、「サウンドハウス」さん。で揃えました。
ピックアップはセイモアダンカンのSH1。だったかな。
ネックブリッジとも確かSH1。
トラスロッドカバーを自作してつけなきゃならんのですけど、やってないです。
 そういえば、ゴールドフレットって見かけなかったな。
ゴールドの弦も。あれば統一できるんですけどねぇ。

最後にフィンガースタイルではないので、とりあえずのピックを作りました。

ブナの木です。
市販よりだいぶ厚めだと思いますけど、ピックに慣れ親しんでいないので違和感はまるで感じません。

今回の楽器作りは中々難しいものがありました。
配線が激むずで、ソリッドギターみたいに配線カバーなんかも当然ないので、全部Fホールから行います。取り付けだけならなんとかなるんですけど、無理な力を加えたりすると、すぐに断線します。
外では音が鳴ってたのに、取り付けると、あれ?鳴らなくなってる・・・。(絶望
みたいなことが2,3回ありました。
原因不明だったのが、ピックアップセレクターで、ミックスしないんです。上下単独では鳴るのに、ミックスすると上しか鳴ってないんだけど・・・。(また絶望

よくわからないけど最終的には治りました。

以下ハードウェア抜粋。
ジャズビッグバンドを意識してます。(使う予定

今回貼った弦はこちら。
ダダリオ jazz light
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/26508/

ピックアップはこちら。
セイモアダンカン SH-1b
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/68845/

セイモアダンカン SH-1n
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/68854/

セミアコ製作記はこれで終わりです。
まだ弾く技術は無いので、これから頑張って習得します。

次回の楽器は、エレベのメインベースを更新にしようか、アコギでも作ろうか、くらいです。

おしまい。