2019年12月18日水曜日

セミアコースティックエレキギター制作 その4

完成したので最後の制作記です。
写真はインスタのものとほぼ変わらないので、解説を読みたい人向けです。

まずはマスキングして着色から入ります。マスキングはサイドに入ってるバインディング部分です。
目止めはなし。いきなり着色ウレタンを刷毛塗り。
ホームセンターにある油性着色ウレタンです。マホガニー色。
この時点で回数は5回位。
 
赤っぽい単色にしようかなと最初は考えていたんですけど、なんか鮮やかな色ではなくてイメージと全く違ったので、外周黒のサンバースト風に変更。
この時点でウレタン塗装は諦めます。
ウレタンの上に樹脂塗料を試したら溶解などは起きずに乗りましたので続行です。

着色がまぁこれでいっか。となったらマスキングを剥がします。
この時点でようやく、セミアコってこんな感じだな、という色合いが見えてきます。

 次はクリアを吹きます。
3会くらい吹いてから。なんかピカッとしないなと思いまして。
400番から2000番の耐水ペーパーで磨いてから再度クリアを吹いたとこ。

一部、12000番まで試したのですが、たしかにすごいつるつるで吸い付くような面が出せますが、ピカッとはしないのです。
この時点で塗装は諦めモードに。
塗装は待ちが長くてイライラするのです。
一番キライな工程です。
 もう塗装はこれくらいにしてハードウェアを取り付けます。



今回はゴールドに統一しました。
ハードウェアはウェブショップの「ギターワークス」さんと、「サウンドハウス」さん。で揃えました。
ピックアップはセイモアダンカンのSH1。だったかな。
ネックブリッジとも確かSH1。
トラスロッドカバーを自作してつけなきゃならんのですけど、やってないです。
 そういえば、ゴールドフレットって見かけなかったな。
ゴールドの弦も。あれば統一できるんですけどねぇ。

最後にフィンガースタイルではないので、とりあえずのピックを作りました。

ブナの木です。
市販よりだいぶ厚めだと思いますけど、ピックに慣れ親しんでいないので違和感はまるで感じません。

今回の楽器作りは中々難しいものがありました。
配線が激むずで、ソリッドギターみたいに配線カバーなんかも当然ないので、全部Fホールから行います。取り付けだけならなんとかなるんですけど、無理な力を加えたりすると、すぐに断線します。
外では音が鳴ってたのに、取り付けると、あれ?鳴らなくなってる・・・。(絶望
みたいなことが2,3回ありました。
原因不明だったのが、ピックアップセレクターで、ミックスしないんです。上下単独では鳴るのに、ミックスすると上しか鳴ってないんだけど・・・。(また絶望

よくわからないけど最終的には治りました。

以下ハードウェア抜粋。
ジャズビッグバンドを意識してます。(使う予定

今回貼った弦はこちら。
ダダリオ jazz light
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/26508/

ピックアップはこちら。
セイモアダンカン SH-1b
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/68845/

セイモアダンカン SH-1n
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/68854/

セミアコ製作記はこれで終わりです。
まだ弾く技術は無いので、これから頑張って習得します。

次回の楽器は、エレベのメインベースを更新にしようか、アコギでも作ろうか、くらいです。

おしまい。

2019年12月2日月曜日

セミアコースティックエレキギター制作 その3

続きは、裏板接着から。


そして一回面取りしてからバインディングの溝掘り。



この溝掘りは結構悩みました。
トリマー単体では、深さ並行などがだせないので、
トリマー自体を浮かせて固定する治具を作りました。
それで、ギター本体も足をつけてぐわつかないように固定してからこの治具を通します。

それでほった溝にバインディングを接着。


仕上がりは、横板面はいい出来ですが、表裏があんまりきれいにはできなかったです。
このバインディング加工も難しいと感じたとこですね。
バイオリンのパーフリングも間違いなく難しい加工ですけども。

次はネックを仕上げます。
まずは設計図の芯とネックの芯出ししてから貼っつけます。

このラインに定規を当てて、小刀で小さいキズを付けます。
これをガイドにフレットソーで刻みます。
溝幅は0.6mmだったはず。

その溝にフレットを打ち込みます。

フレットも0.6のものを購入したつもりだったんですけども、今回はビンテージの少し細くて低いフレットにしたからでしょうか。
ものすごく打ちにくいんですよね。なぜか斜めに刺さってしまって、垂直に打つのがすごく難しかったです。もしかして、サイズが違ったのかも。

そしたらインレイも入れて。

ここまできたら本体とネックが完成。

ネックセットします。

今回はここまで。
仕上げたら塗装です。
続く。