2017年9月9日土曜日

ハンマーダルシマー制作 その9

今年は秋が早く来る気がしますね。
体にはいいけど、野菜にはもう少し暑さが残っててくれたらなぁ。

ハンマーダルシマーに使う木材が到着しました。

こちらです。




左からスプルース、本桜、右三枚が栗です。
それでは個別の写真。

栗は荒々しい木目が特徴。色は白に近いです。その耐久性の高さから、昔は家屋の土台に使われていました。うちの本宅の土台にも使われています。
自分が見た感じ、栓と見分けがつきません。 ということは、着色がうまくいけば欅みたいな見た目になるということでしょうかね。

次。
 本桜です。
年輪はやや不明瞭。
優しい色合いをしています。木工でいうところのサクラとはこの本桜をさすことは少なく、樺、ミズメなどがサクラなどと呼ばれていたりします。

次。
スプルースは、上の2種とは違い、針葉樹です。
松、杉、ヒノキなどが針葉樹になります。
このスプルースは楽器の響板によく使われる、というか鉄板みたいです。ヴァイオリンもそう。ギターとかもたしかそう。
道産とかのエゾ松などもスプルースと似た性質があるといわれています。
しかし、今回のこの材、5,6年おきに夏目の幅が太くなっている箇所があり、ストライプみたいな模様が出ています。
夏目とは、夏の時期に成長して年輪に現れる箇所。逆に冬目とは冬の時期に成長して(ほとんど成長しないが)年輪に現れる線。になります。
この夏目と冬目の感覚が狭いほど、良材とされている。はずです。
逆に、夏しかないような地域で育った木は年輪が不明瞭だったりします。木によっても年輪がはっきりだったり不明瞭だったり、樹種によっても大きく違います。

この3種を主に使って、ハンマーダルシマーを作りたいと思います。

続く。

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